胃瘻ボタン交換
胃瘻ボタン交換
褥癒や皮膚損傷はご高齢のかたによくみられるトラブルです。
当院院長は褥瘡治療を得意としており、できるだけ短期間で治癒方向にすすめます。(すべてがこの限りではありません)
当院院長、看護師は胃瘻管理に長けております。以下に記載のトラブルなどにも速やかに柔軟に対応できますのでご安心ください。
胃瘻ボタン交換は通常近隣の病院に赴いて交換するケースがほとんどで、患者様の移動の負担は計り知れません。当院ではご自宅で胃瘻ボタンを交換し、交換終了後の確認は病院と同様にレントゲン撮影にて確認しますので、ご自宅で胃瘻ボタン交換が完結します。
患者様、ご家族さまの負担軽減につながります。
胃瘻ボタン交換は通常4〜6か月毎となります。
胃瘻ボタンは、胃に直接栄養や薬剤を供給するために使用される医療機器で外科的に腹壁から胃に挿入される小型の柔軟なチューブです。このチューブを使用することで、通常の食事や嚥下ができない場合に、食事や水分、薬剤を直接胃に送り込むことができます。
経口で十分な栄養を摂取できない場合や、誤嚥(食べ物や液体を肺に吸い込むこと)の危険性がある場合によく使用されます。しかしながら誤嚥を100%予防できるわけではありません。鼻からの栄養チューブなどと違い、見えませんから美容上もメリットがありますし入浴も可能です。
合併症を避けるために適切なケアとメンテナンスが必要です。感染症のリスクを減らすために、胃瘻ボタン挿入部を定期的に洗浄し、乾燥した状態に保つ必要もあります。また、詰まりを防ぐためにチューブを定期的に洗浄し、チューブとコネクターに損傷や漏れの兆候がないかのチェックも行います。
個人の病状に応じて、胃瘻ボタンは一時的または長期的に使用することができます。病状が改善すれば、最終的に経口栄養に移行できる人もいれば、再び経口栄養に移行する人もいらっしゃいます。
胃瘻ボタンは利点をもたらしますが、起こりうる問題や合併症もあります。これらを認識し、医療専門家と緊密に連携して管理することが不可欠です。一般的な問題には、以下のようなものがあります。
胃瘻ボタン挿入部位が感染し、発赤、腫脹、疼痛、排液が生じることがあります。感染を予防するには、定期的な洗浄、適切な衛生管理、部位のモニタリングが重要です。感染症が発生した場合は、速やかに医師の診察を受けることが必要になります。
胃瘻ボタンが外れたり、漏れたりすることがあり、早急な処置が必要な場合があります。チューブを適切に固定し、器具を定期的に点検することで、こうした問題を防ぐことができます。外れた場合は速やかに新たな胃瘻ボタンを再挿入する必要があります。
胃瘻ボタンが閉塞し、栄養や薬剤の適切な流れが妨げられる可能性があります。これは、洗浄が不十分であったり、薬剤が詰まったりすることが原因で起こることがあります。毎回使用前後にチューブを水で洗浄し、医師の指示通りの栄養プロトコールに従うことが閉塞の予防に役立ちます。詰まった場合は胃瘻ボタンを交換の必要があります。
胃瘻ボタン挿入部周辺の皮膚は、湿気、漏出、摩擦により、炎症、発疹、不良肉芽を起こすことがあります。適切な洗浄、乾燥、軟膏塗布やドレッシング材の使用など、最適な方法を選択します。
先にも述べましたように、当院院長、看護師は胃瘻管理に長けております。トラブル予防、トラブル回避、トラブル対処いたしますので安心してお任せください。
肺炎や胸水の評価、胃瘻ボタン交換後の確認などに用います。医療機関に出向くことなく、診断が可能となります。